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写真集『憧憬 ラフカディオハーンの足跡を旅して』を発刊します!

 写真集 『憧憬 ラフカディオハーンの足跡を旅して』 をハーベスト出版より刊行します。著者は、写真家の古川誠氏、ライターの山根み佳氏です。小泉凡先生(島根県立大学短期大学部教授)に本書の監修をして頂いています。

 

●本書について

 本書は、およそ13ヶ月の間、山陰地方に滞在したラフカディオハーンの足跡を追って、訪れた場所、風景などを撮影した写真集です。「松江」、「北堀の住まい」、「怪談」、「散策」、「加賀の潜戸」、「美保関」、「杵築大社・日御碕」、「隠岐」、「伯耆の国」の章ごとに、計100点ほどの写真を掲載しています。

 文章は、ラフカディオ・ハーン著『新編 日本の面影』(池田雅之訳、角川ソフィア文庫)の引用文と、山根氏による書き下ろしの文章を併せて収録。「日本」と「外国」の狭間で揺れた「国際人」であるハーンの心象を表すため、それぞれの英文も載せています。

 

●タイトル『憧憬』について

 本書のコンセプトは、1890年の来松より「神々の在す国」の情景に深い感銘を受けたハーンの「山陰の瑞々しい印象」を写真より再出し、ハーンが往時に何を観て、何を考えたのか、その深層に迫ろうというものです。そこで、日本人の精神および風物を印象的に活写した来日第一作目の『Glimpses of Unfamiliar Japan』(1894)を本書において一部引用しています。

 初来松より5年後となる1895年に出雲を再訪したハーンは、『Notes of a Trip to Izumo』において以下のように記します。

 

「失われた魅力とは(中略)初めて心に焼きついた日本の幻影にまつわる何かなのだろうか」                       (平川祐弘訳、『明治日本の面影』講談社学術文庫より)

 

 再び山陰を訪れたハーンは、かつての「初々しい印象」を見出すことができなくなったといいます。「今にも消えてしまいそうな蜃気楼のようである」と称した、あの13ヶ月の間に初々しい観察眼で捉えた山陰は、既にハーンの中で「憧れの情景」と化していたのではないでしょうか。ハーンが「失われた」と語った山陰の魅力を写真集にこめるよう、本タイトルを『憧憬』としました。

 

仕様はB5変形判、並製本。定価¥1,800+税 での販売です。お土産にもプレゼントにも程よいお値段と重量です。

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